CDJournal.com - Feature - “8ビット・サウンド”を探る ~“MSX音楽家”araki kenta
「小学生の頃ですね。80年代まっただ中でした。MSXに限らずファミコンが社会現象だった時期で、私はゲーム・センターとか、パソコンすべてのコンピュータ・ゲームが面白いと思ってました。MSXというパソコンは松下、ソニー、三洋、カシオ、日立、ビクターなどがハードを出してましたね。小学生当時は、将来ゲーム・プログラマーになろうと思ってました。音楽をやろうとしたきっかけは、MSXのプログラミング入門書に、ゲームのBGM作成で楽譜を打ち込むところがあったんです。姉が買ってた『明星』という雑誌の付録に最新歌謡曲の楽譜があって、それを打ち込んで、ちゃんとコンピュータが演奏してくれたのには感動しましたね。南野陽子の〈はいからさんが通る〉でしたけど(笑)。初めてちゃんと音楽を作ったのは、高校生の時だったと思います。電気グルーヴを真似してテクノを作ろうと。20〜30秒くらいの短い曲をたくさん」