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ところで、生徒会長の“兄貴”にしろ、美乃梨にしろこのお話は女のこの方がちゃんと将来のことを考えてるというか、人生に目標があるんだね。
昔は男のほうが夢に向かって進むためにひとりで歩くことを選択するお話が多かった気がするんだが、これも時代の空気なんだろうか? この物語の男の子達はちと情け無いような気がするぞ。
挙句の果てに竜児は一番言っちゃいけない台詞を吐いちゃうし。 どうにも中学生のようだ。
これで、身乃理と亜美が脱落した事になると思うので、ついに物語りは虎と竜に収束していくことになるだろう。 高校卒業を持って終了ではなく、三年生への進級をもって終了することになるのだろうか。 珍しい幕引きになりそうだ。
「冬の沖縄はつまらんぞ」
修学旅行で冬の沖縄に行ったんだが。 沖縄は島全体が「夏になったら頑張るっ」な所なので、冬はどこもかしこもシャッター閉まってて……。
冬は絶対雪のあるところに行け。
というわけで、前回、盛大に玉砕した挙句、インフルエンザで年末年始を寝込んで過ごした竜児がウダウダと女々しいことを言いながらも少しずつ前に進もうとするわけだが……。
高校生ってこんなに子供っぽかったっけ?
高校を卒業して15年以上経っているので、当時どうだったかまったく覚えてないんだが、こんなに子供っぽくなかったようなってのがスキー場での騒動を読んでて思ったことだったり。
今回は表面上はそれなりに仲の良かった少年少女が仲が良いなりに溜め込んできた鬱憤が吹き出したり、大河の爆弾発言を竜児が聞いちゃったり(聞かなかったことにするかどうかで悩むんじゃないかなあ)と、青春物のお約束である「いつまでもこのままじゃいられない」をやるための仕込を行っている段階に見える。
楽しかった子供の時間は終わりを告げ、各自が自分の足でそれぞれの道を進み始めるのは次巻からになるのだろう。 残っている隠し球は実乃梨のおうちの事情(バイト三昧の理由)くらいだろうし、次巻以降は風呂敷を畳んでいくことになるのだろう。
そろそろオチが読めてきたような気がするが、最後まで付き合おうと思う。
今回はラブもコメも薄いです。 その代わり、ど直球の青春物になってます。 や、今までも青春物ではあったんだけど、青臭さや気恥ずかしさをコメディで覆って、露骨にならないようになってた。 それが今回はコメディの覆いをほぼ取り払って、まっこうから青春を描いている。 二十代最後の巻ということで照れがなくなったか?
それと、今まで立ち位置のあやふやだった女性陣たちの立ち位置というかベクトルが固まってきた。 ただ、これに関しては当初からの予想通りの位置に落ち着いただけなのだが。
とにもかくにも、これでようやく全員がスタートラインに立ったことになるので、これから彼らと彼女らがどのような青春を謳歌するのか楽しみにしようと思う。
ところで、なんだかんだで、ちゃんと独神が教師してるのが吃驚だ。